Amazon Linux 2をHyper-Vで起動してみる
こんにちは、菊池です。
先日、Amazon Web Services向けに最適化された新しいLinuxディストリビューション、Amazon Linux 2が発表されました。
Amazon Linux 2の特徴の1つとして、オンプレミスの仮想プラットフォーム向けにもイメージが提供されていることがあります。すでに、Docker、Vagrant、VMWareでの実行を紹介しています。
- Amazon Linux2 Container Image を Docker for Mac で動かしてみた
- VagrantでAmazon Linux 2を実行する
- 社内にあるVMWare ESXiサーバにAmazon Linux 2をインストールする
今回は、Microsoft Hyper-Vでの起動を試してみましたので紹介します。
環境
- ホストOS:Windows 10 Pro Fall Creators Update
- Hyper-V 構成バージョン8.2
- VHDイメージ
やってみた
以下の手順で実施します。
- VHDイメージの入手
- 仮想マシンの作成
- 仮想マシンの起動
早速、VHDイメージをダウンロードします。ダウンロードしたZipファイルを解凍すると以下のようにVHDファイルが1つだけあります。
続いて、仮想マシンの作成です。Hyper-Vマネージャーから、仮想マシンの新規作成に進みます。
仮想マシンの名前(任意)を入れて次へ。
仮想マシンの世代選択です。[第1世代]を選択します。([第2世代]ではブートできませんでした)
次に、接続する仮想スイッチを選びます。あらかじめ作成してある、インターネットに通信可能なネットワークを選びましょう。
仮想ハードディスクでは、[既存のハードディスクを使用する]を選び、ダウンロードしておいたVHDを選択します。
あとは割り当てメモリを選択し、構成を確認したら起動します。
仮想マシンに接続すると、Amazon Linux 2が起動できていることが確認できます。
OSにログインするためには、ユーザ/パスワードの設定が必要です。VMWareのケースと同様に、ISOファイルを作成してブートします。詳細は以下を確認ください。
最後に
以上で、Windows10のHyper-VでAmazon Linuxが利用可能になりました。Hyper-Vは、クライアントOSのWindows10 Proがあれば気軽に利用可能です。仮想マシンも、ダウンロードしたVHDを使うだけで簡単に起動することができました。これで手元での検証が非常に捗りますね!